ディズニーが「Día de Muertos」の権利を買おうとした
http://aristeguinoticias.com/0705/kiosko/quiere-walt-disney-apropiarse-del-dia-de-muertos/
No Pasaran! ドブネズミを通すな!
この五月一日、ウォルト・ディズニー・ カンパニーの子会社であるディズニー・エンタープライズは
"Dia de los Muertos" というスペイン語を商標登録しました。 これはディズニー傘下ピクサー社の次回作が
"Dia de los Muertos" に関連していることからきたようですが、 天を畏れぬ暴挙と言わざるを得ません。
"Dia de los Muertos" 「ディア・デ・ロス・ムエルトス」とは、日本語で言えば「 死者の日」。「死者の日」 はメキシコを中心とする中南米の伝統的宗教行事です。 十月三十一日から十一月の二日までの三日間、 メキシコの人々は祖先の墓に詣でます。墓前を花で飾り、 食べ物を供え、蝋燭を灯し、その前で一夜を語り明かすのです。 日本ならお盆に相当するものです。
「死者の日」が近づくと、メキシコ全土の市場では、 髑髏をかたどった砂糖菓子が店頭を飾り、 さまざまな髑髏にまつわるガジェットが売られます。 人々は髑髏の仮面をかぶり、死者に変装し、 死者の日を楽しみます。 それは生者が死者と相姦する中南米の文化的伝統に根ざしています 。
アメリカ合衆国では同じ十月三十一日におこなわれるハロウィンが それに相当しましょう。「カボチャと魔女」のそれです。が、 メキシコの死者の日は髑髏=死者の象徴と親しみ、 遊ぶところに特徴があり、それは絵になり、実に面白いものです。 また、 無数の蝋燭と花で埋まる墓所の夜はたとえようもなく美しくありま す。
"Dia de los Muertos" の作り出す世界はまことに豊穣です。
現在のアメリカ合衆国は年々、 中南米系の移民とその子孫が増えており、「カボチャと魔女」 のハロウィンも髑髏コスチュームの
"Dia de los Muertos" の影響を無視できなくなっているようです。実際、あの髑髏が「 絵になる」ところから、 ピクサー社は映画にしようというのでしょう。
影響を受けるというのはけっこうな話です。それだけなら。 しかし、長い歴史の中で生まれてきた言葉を商標として独占し、 お金儲けをしようというのはまさに盗人猛々しいとしか言いようが ないではありませんか。
この商標登録の範囲は教育とエンターテイメントサービス、 保存果実(ジャム、缶詰など)、スナック類、玩具、ゲーム、 衣類、靴、バックパック、時計、宝飾品類その他に及びます。 これらのジャンルに関して
"Dia de los Muertos" という言葉はディズニー・エンタープライズの独占物であり、 それを自由に使うことはできません。使いたかったらディズニー・ エンタープライズにお金を支払えということなのです。
『ジャングル大帝』の骨子を掠めとって『ライオンキング』 をでっちあげたディズニーが、 よくもまあ著作権を主張するよなどと皮肉を言って、 悦に入っている場合ではありません。これは文化・ 社会に対するテロ攻撃に他なりません。空気、水、太陽、 そして言葉は全人類が無償で享受できる、 人が人であるための基礎資源です。 いかなる商業的理由があろうとも、 このような暴挙を許すことはできません。
この一件をもって私はディズニー・ エンタープライズを唾棄すべき存在とみなします。いや、 唾棄どころでは済みません。こうした野蛮を放置していると、 事態は音楽愛好家が頭を痛めているJASRACの横暴どころでは すまなくなります。私たちの「お盆」「ひな祭り」「七夕」 を商標登録されたら、いったいどうなるでしょう。
愛国者気取りですが、その実、自らの歴史、伝統、 文化の教養を欠いている少々頭のゆるい日本の首相は、 すでに自らの権力の座とTPP交渉を交換取引してしまいました。 TPPの成立以降、 こうした知的所有権にまつわる忌まわしい事態はありとあらゆると ころで引き起こされるでしょう。 浦安ドブネズミ園の司祭どもの貧欲を看過してはなりません。No
Pasaran! 奴らを通すな! ペスト菌をばらまくドブネズミどもを許すな!
*ディズニー・ エンタープライズが"Dia de los Muertos" の商標登録を諦める
Disney retira petición para hacer del Día de Muertos marca registrada
http://mexico.cnn.com/entretenimiento/2013/05/07/disney-retira-peticion-para-hacer-del-dia-de-muertos-una-marca-registrada
No Pasaran! ドブネズミを通すな!
この五月一日、ウォルト・ディズニー・ カンパニーの子会社であるディズニー・エンタープライズは
"Dia de los Muertos" というスペイン語を商標登録しました。 これはディズニー傘下ピクサー社の次回作が
"Dia de los Muertos" に関連していることからきたようですが、 天を畏れぬ暴挙と言わざるを得ません。
"Dia de los Muertos" 「ディア・デ・ロス・ムエルトス」とは、日本語で言えば「 死者の日」。「死者の日」 はメキシコを中心とする中南米の伝統的宗教行事です。 十月三十一日から十一月の二日までの三日間、 メキシコの人々は祖先の墓に詣でます。墓前を花で飾り、 食べ物を供え、蝋燭を灯し、その前で一夜を語り明かすのです。 日本ならお盆に相当するものです。
「死者の日」が近づくと、メキシコ全土の市場では、 髑髏をかたどった砂糖菓子が店頭を飾り、 さまざまな髑髏にまつわるガジェットが売られます。 人々は髑髏の仮面をかぶり、死者に変装し、 死者の日を楽しみます。 それは生者が死者と相姦する中南米の文化的伝統に根ざしています 。
アメリカ合衆国では同じ十月三十一日におこなわれるハロウィンが それに相当しましょう。「カボチャと魔女」のそれです。が、 メキシコの死者の日は髑髏=死者の象徴と親しみ、 遊ぶところに特徴があり、それは絵になり、実に面白いものです。 また、 無数の蝋燭と花で埋まる墓所の夜はたとえようもなく美しくありま す。
"Dia de los Muertos" の作り出す世界はまことに豊穣です。
現在のアメリカ合衆国は年々、 中南米系の移民とその子孫が増えており、「カボチャと魔女」 のハロウィンも髑髏コスチュームの
"Dia de los Muertos" の影響を無視できなくなっているようです。実際、あの髑髏が「 絵になる」ところから、 ピクサー社は映画にしようというのでしょう。
影響を受けるというのはけっこうな話です。それだけなら。 しかし、長い歴史の中で生まれてきた言葉を商標として独占し、 お金儲けをしようというのはまさに盗人猛々しいとしか言いようが ないではありませんか。
この商標登録の範囲は教育とエンターテイメントサービス、 保存果実(ジャム、缶詰など)、スナック類、玩具、ゲーム、 衣類、靴、バックパック、時計、宝飾品類その他に及びます。 これらのジャンルに関して
"Dia de los Muertos" という言葉はディズニー・エンタープライズの独占物であり、 それを自由に使うことはできません。使いたかったらディズニー・ エンタープライズにお金を支払えということなのです。
『ジャングル大帝』の骨子を掠めとって『ライオンキング』 をでっちあげたディズニーが、 よくもまあ著作権を主張するよなどと皮肉を言って、 悦に入っている場合ではありません。これは文化・ 社会に対するテロ攻撃に他なりません。空気、水、太陽、 そして言葉は全人類が無償で享受できる、 人が人であるための基礎資源です。 いかなる商業的理由があろうとも、 このような暴挙を許すことはできません。
この一件をもって私はディズニー・ エンタープライズを唾棄すべき存在とみなします。いや、 唾棄どころでは済みません。こうした野蛮を放置していると、 事態は音楽愛好家が頭を痛めているJASRACの横暴どころでは すまなくなります。私たちの「お盆」「ひな祭り」「七夕」 を商標登録されたら、いったいどうなるでしょう。
愛国者気取りですが、その実、自らの歴史、伝統、 文化の教養を欠いている少々頭のゆるい日本の首相は、 すでに自らの権力の座とTPP交渉を交換取引してしまいました。 TPPの成立以降、 こうした知的所有権にまつわる忌まわしい事態はありとあらゆると ころで引き起こされるでしょう。 浦安ドブネズミ園の司祭どもの貧欲を看過してはなりません。No
Pasaran! 奴らを通すな! ペスト菌をばらまくドブネズミどもを許すな!
*ディズニー・ エンタープライズが"Dia de los Muertos" の商標登録を諦める
Disney retira petición para hacer del Día de Muertos marca registrada
Disney retira petición para hacer del Día de Muertos marca registrada
*http://www.jornada.unam.mx/ultimas/2013/05/22/11542443-gana-metacube-de-jalisco-derechos-de-autor-en-batalla-contra-disney-sobre-filme-201cdia-de-muertos201d