2011年11月29日火曜日

ネポ爺さんが2011年5月8日からMovimiento por la Paz con Justicia y Dignidadの「ウンザリだ」進行、「北と南へのキャラバン」、「カルデロン大統領との対話」、「暗闇の中の光」、などに参加した多くの被害者の一人である。

残念なことに、同年11月末18歳の息子の行方をわからないまま暗殺された。カルデロン大統領本人に身の安全を求めたのに。当局が曰く「犯罪絶滅の成功の背景に市民の協力が不可欠である。当局に被害を告発せよ」という。しかし、当局の言うことに嘘がある。当局が残念ながら犯罪集団と手を組んでいる。誰でも知っていることだ。被害者が当局に被害を告発したら暗殺されてしまう。

ネポ爺さんだけでなく多くの被害者が証明していることだ。Movimiento por la Paz con Justicia y Dignidadが誕生する迄はネポ爺さんのような被害者が孤独だった。今は違う。「被害者」の声に耳を傾ける市民が急増加した。そのおかげで、当局にとって、もはや被害者を無視することが不可能になった。

Movimiento por la Paz con Justicia y Dignidadやそれを支えるグループが被害者の声をはっきりと聞こえてくるように努めている。それを根気長くやり続ければ必ずメキシコにおいて改善の道が開ける。だから、どうぞ御協力下さい。

メキシコで起きていることを人々の間で広めて下さい。「我々皆ネポ爺さんです」(TODOS SOMOS NEPO MORENO)と叫び続ければいずれメキシコにおいて被害者がいなくなるだろう。権利が奪われている先住民村も被害者である。「TODOS SOMOS ACTEAL, TODOS SOMOS CHERAN, TODOS SOMOS LA VOZ DEL AMATE, TODOS SOMOS SANTA MARIA OSTULA」と叫び続ければいずれメキシコにおいて被害にあった先住民村がいなくなるだろう。

叫ぶだけでいい。ところで、「ネポ爺さんとシャボン玉」のこの写真が「ウンザリだ進行」か「北か南キャラバン」の時に取られた写真だろう。息子が失踪したままの時に取られた写真だ。にも関わらず、ネポ爺さんが辛さを忘れてひょうきんなポーズを取っているのだ。息子が失踪したものの、「孤独ではない」「仲間がいる」と確信できた彼が一瞬だけでも辛さを忘れることができたかれである。